「風立ちぬ」堀越二郎と堀辰雄どちらの話?個人的解釈と感想など

「風立ちぬ」が金曜ロードショーでテレビ初放送されるそうなので、気になってそのままにしていたことを調べた自分メモです。

堀越二郎の話なのか堀辰雄の話なのか?

「風立ちぬ」は宮崎駿監督の長編アニメ最後の作品と言うことでずいぶん話題になりました。

プロモーションの段階から「堀越二郎」と「堀辰雄」の名前を耳にしていたので『堀辰雄が書いた「風立ちぬ」という小説が原作』なんだと思っていました。

じゃあ「堀越二郎」って誰よ?って話ですよね。

主人公は飛行機の設計士「堀越二郎」がモデルとも聞きました。

あれ、原作の「風立ちぬ」は?

その小説が堀越二郎をモデルに書かれているのか!なるほど!

とか勝手に思っていました。(違いますw)

ちょっと調べればわかるんですけどその時はそんなに気にしてなかったのでそのまま放置してしまったんですよね(笑)

  • 航空技師としての半生のモデルは堀越二郎さん
  • 妻・菜穂子と出会う恋愛ストーリーのモデルは小説「風立ちぬ」から
  • 二つの話をミックスさせて創造した話がアニメ「風立ちぬ」

簡潔にまとめるとこんな感じです。

堀辰雄さんの「風立ちぬ」という小説はご自身の奥さんとの話を書いたもののようです。

実際に奥さんは結核で亡くなられているんですね。

なので「二郎の恋愛部分と菜穂子」は「堀辰雄さんとその妻」がモデルということです。

堀越二郎さんの奥さんは結核でもなんでもないそうで、この二人は全く無関係みたいですよ。

どっちも堀がついてて二人の実話がごちゃまぜになっているのでなんだかややこしいです……。

大まかな設定のみをそこから借りたというだけで、話自体は宮崎駿監督の創作と考えた方がいいでしょうね。

ちなみにもともと駿監督が連載していた漫画をアニメにしたとのことです。

個人的な感想と解釈

映画公開当時賛否両論だったので観に行くか悩んでいたら結局公開が終わってしまいまして(笑)

DVDが出てから観たんですが、その時の感想を少し。

映画のレビューはアプリで管理してるのでそっちにまとめてます。

2014年7月鑑賞

風は吹いているか少年?

なら、生きねば!

いきなりセリフからメモしてますね(笑)

たぶんこれが印象に残ったセリフだったんでしょう。

あの夢のシーンが二郎の飛行機への夢と戦闘機を作ることへの葛藤を描いているのかな?

二郎の飛行機にかける情熱はまっすぐでいつまでも少年のようだったけど、どうんなに純粋に情熱をかけてもそれが戦争の道具として使われるというのが何とも切ない。

菜穂子とのシーンはどれも素敵だった。

紙飛行機飛ばし合うシーンなんて、ほんと、いいよね。

ジブリの色んな作品で飛行機が出てくるけど、本当に監督は飛行機が好きなんだろうなぁ。

ジブリの空を飛ぶシーンは大好き。

風の表現が好き。

人の動きとか、髪や服のゆれる描き方とか、個人的にはそれを見てるだけで大満足です。

ただし、二郎の声だけは最後まで違和感。

ジブリの棒読み感は好きな方だけど、今回はちょっと。

昔みたいに声優さん使えばいいのに。

 

というレビューを残していました。

作中、夢の中のシーンがたくさんあります。現実と夢がごっちゃになりそうになるので注意です。

予告でカプローニが思いっきり出てましたが、あれも夢の中ですね。

二郎はカプローニに憧れているんですが、彼が出てくるシーンは全部夢です。

カプローニも「これは私の夢」と言っていて、二人が同時に見てる夢のように描かれていますが、まぁ、おそらく二郎が見ている妄想の世界ですよね。

実際のカプローニは一切出てきません。

二郎は戦闘機を作ることに関して(飛行機が好きなだけだけど、作れば戦争に使われることになる)何かを言うシーンはありません。

ですが、あの夢を見ることが、二郎の心の中の葛藤を描いているような気がしたんです。

ただただ飛行機が好きで、ものづくりに夢中で他のことは目に入らない。

それでも気にならないわけではないんじゃないかと。でも好きだからやめられない、みたいな。

 

この映画は一般人は評価が分かれてますが、業界の人には大絶賛だったようです。

たぶん「ものづくりに携わる人」に評価される作品だったのではないかと思います。

「二郎は宮崎駿だ」と解説してるのをどこかで見ましたが、まさにそういうことだと思います。

何かに夢中になって追いかけた経験のある人間は、それが叶った人も叶わなかった人も、どこかで二郎に自分を重ねてしまうのかもしれませんね。

私自信はそういうものが見つからなかった人間なので、それがとても羨ましくもあり、そして執着・執念ともとれるその姿に恐ろしさすら感じることがあるのです。

菜穂子は、きっと二郎のその姿に魅せられたのかもしれません。

もちろん、命を助けられたあの時に恋心が芽生えていたのかもしれないけど、二郎が妻の自分よりも飛行機に夢中になることに何も言わないのはそういうことなのでは。

そして菜穂子も、「好きな人に美しいところだけ愛してもらう」という願いを叶えるために生きていたように思えました。

 

声優さんに関しては、これも賛否両論ですけども、私の好みではなかったということですね。

庵野さんはプロではないのであれ以上を求めるのもおかしな話ですし、監督はあのイメージだったんでしょうし。

二郎の性格を表していると言われればそういう気もする(笑)

でもやっぱり浮いてたよね。

 

この作品は時代背景や登場人物たちを調べると色々と違った見方もできて面白いです。

もちろん、アニメなのでまっさらな気持ちで見て二郎の青春を楽しむのも良し。

見るたびに違う解釈ができそうですし、他の人の感想を見るのが面白いですね。

 

 

 

 

 

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